株式会社スカラベ   阿部の日記
 
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   Diary 2006. 11
 
11月7日 (火)  上海4日間

10月27日から30日まで上海にいきました
人口1、360万人。出稼ぎや外国人、観光客が500万人以上という、人があふれたインパクトの強い都市でした。これはいったい何なんだ!という思いが今もまだ残っています。

印象を言うと
「人も物も−日本の尺度からはみ出している」
「他国の金と先端技術が造った巨大建物群と垢抜けない人の大群−が混在する 都市」
「善悪より損得に燃えるエネルギッシュな上海」

観光船から見える上海・・

最先端のホテル、マンション、商業ビルが林立し、その量はおそらく新宿・東京・新橋・六本木・湾岸など東京中の高層建築物をあわせたものをはるかに上回り圧巻だ。高さでは世界一のホテルを含め、宇宙基地のようなビルと、1848年以降フランス、イギリスの租界(治外法権の外国人居留地)時代のライティングされた風情ある建築物群が対象的にある。それが河川を行きかう「観光クルージング船」からの借景になって「新中国」を謳歌するかのようだ。
何艘もの観光船が一時間毎に200〜300人の客を入れ替えて就航する。桟橋では一時間以上前から観光客が立って待っている。変貌する「中国」の現代化の人気スポットだ。
だが折角の風情ある租界の光景の手前には、「上海にようこそ?」のイルミネーションが観光ラインの果てまでうるさく続き、とても鬱陶しい!がこれも、観光客の気分を盛り上げているのか?

他国や外資を上手く使う上海・・

橋が一本も無く、渡し船での交通網が、いまでは橋が6本トンネルが2本通っている。
ドイツなどが金と技術を出して、「有料で回収した後」は無料にしているそうだ。他人の褌を上手く使う手法は、ホテルや住宅にも活用されている。商売と政治に長けた華僑の知恵が生きている。外資からは美味しい巨大市場。

不動産バブルが不安な上海・・

案内してくれた人曰く
「2000万円のマンションが4000万になったと喜んでいる反面、賃貸に回すと借り手が少なく、利回りは3%にしかならない」という。
上海万博、北京五輪(上海ではサッカー競技が行われる)のでまだ不動産は上がるという考えが主流だ。
僕には、実需が伴わないバブルに見えるので、「預金金利は3,5%あるそうだから
今のうちに売って貯金していたほうが安心に思える」

極限まで使われた身体能力・・上海雑技団・・

息を呑むシーンの連続。「鍛えると身体はここまでの事ができるのか」と人生観が変わった・・
*ドームの中にはオートバイが入り回転しだす。1台2台は日本でも見たことがあった。それがなんと8台(内3人は女性)が縦?横?斜め?に走りまくっている人たち
*4m上の輪(1m)の中を手足を曲げてくぐる人。
*トランボリンや踏み台でジャンプして、回転しながら地上8mにある椅子に座る人
*頭の上に、足に置いた皿を次々とのせ、いっぺんに4枚をのせる人
*重い壷を6〜8m放り上げ背中でうけて頭で回す人

早朝の公園は健康タイム/街中は排気ガスとホコリ

公園の中には沢山の人の輪・・外は排気ガス
太極拳、剣舞、扇舞、健康体操・・何組ものチームが早朝から集まっている。
演舞の指導者はみな一流の動きをしている。
その傍ではタバコを吸いながらトランプで博打に興じるグループがいる。
公園は老人のコミュニティーだ。

中華料理の本場の味?

国賓を迎えるレストランで@上海料理A上海蟹B小龍包C北京ダックを食べさせてもらった。価格は日本の1/5程度。みんな美味しい。でも圧巻は小龍包!・・他は日本でも金を出せば食べられるが・・どこの家庭でも作っている小龍包をわざわざ食べに来るお店だけのことがあると思った。
夜の屋台は楽しい。活気あふれる店内は各国共通。価格は日本の1/10以下だと思う。すぐに、また食べたくなる味ではないが・・懐かしくなる味か?微妙・・

歩行者天国や町

日本の5〜10倍の規模のホコテンに人もお店もびっしり!新宿・渋谷・池袋がいっぺんに集まったよう・・
ホコテン以外に行った・・浅草のような町、青山のようなブランドストリート・・・どれもが人がいっぱいでした
町は毎日がお祭り?・・日本と同じです・・

案内していただいた方の自宅

孫子の写真。落ち着いた暮らし。79歳の元気で仲の良いご夫婦。座り方、食べ方を厳しく躾けられた子供さんたち。温かい歓迎。漢字での会話。田舎で取れたみかん。手料理。素敵な家庭でした。


庶民、暮らしレベルでは違和感が無く、日中問題はありません。
生活習慣、感覚は、世界中共通のもののほうが、違いを感じることよりも、ずっと多いです。宗教・政治・利害による迫害や戦争はほんのちょっとの「差異」を拡大し執着するから起こるんだと改めて感じました


11月27日 (月)  学生合同写真展2006


「学生合同写真展06」が工学院大学1階アトリウムで開かれていた。、膨大な量の写真群がびっしりと広い会場に張り付いていた。
工学院、早稲田、白百合、文女、法政、明治、女子美・・28校が参集し、
「この半年間に、私たちは一人一人が持ち寄った数万枚に及ぶ写真と向き合い、話し合い、また、セレクト・レイアウトの過程を通じて、それぞれの写真への新たな予感を感じ合うことができました」・・・チラシより

徹底して写真と向かい合い、受け容れ、咀嚼し続ける、写真評論家・福島辰夫先生の参加で・・写真群は現代日本の学生の「言霊」を発していた・・
その声をうけて感じたことがある・・・
ひとつは・・名前がおしゃれで、モノセックスなこと・・
ひとつは・・優しく・すなおで・いっしょうけんめいで・ちょとさびしい頑張り屋の写真群だ   かなり親切で上等な人柄、繊細で優しい性情の写真群・・・
自身にこだわる若さ(わかさ)が地上に漂よい、互いに認め合っている・・・確かに「若さは在る」が・・・それはすばらしいけれど・・・

此処には、「ただならぬ怒り・恐怖・悔恨」と向かい合う気配が見えない!
なぜだ!生きることはもっともっと激しいことだと思う!

屈折し・屈折し・くっせつし続けると角が取れて、丸く丸く自身を作り上げていくのか・・
この写真群への違和感が消えない・・世の中はこんなんじゃないぞ!と思う・・

自分自身が「守られた社会」にいるからなのか?・・自分自身を守ろうとして「此処」にいるのか?

でも、いくつかの写真は、優しげだが、生きる力を、したたかなポジションを、持ち始めている・・・

それぞれがいろんなやり方で娑婆と生命とをいとおしみながら、互いに生き抜いて、認め合って欲しい!
自分も世界も、宇宙もちっぽけな存在だし、同時に永遠の存在だと思うから・・

昔詩人が「いま真綿にくるまれた幻の都市を視た・・」と書いていたが・・
今はなんと書くだろうか?・・「真綿だらけの幻の日本暮らしを看た」と書くのだろうか?

太宰は戦後の閉塞状況にあって「われ山に向かって目をあげる」と書いた・・
簡単に目をあげたら独りでヤバイと知っている・・この若者達のお手並みに期待したい


11月28日 (火)  殺菌・防腐・・食品

急性食中毒をおこすと「営業禁止」になるが、地球環境の生命循環を狂わせ、成人病をも誘発する、塩素化合物を大量にばら撒き続けても罰せられないは・・・とても異常なことだ。
温暖化もそうだが、有機塩素化合物汚染(ダイオキシン・PCB・トリハロメタン・etc)も、問題が露出してから、解決するのには100年以上必要だ。いや本当は1万年かも知れない??・・

食品加工工場はもちろん、漁協の加工現場でも、殺菌のために塩素殺菌と冷凍保存が常套手段となっている。
見せかけの安全のために、地球環境・生命力の劣化を承認しているのは、塩素が苛性ソーダ生産の副産物として、安く大量にできてしまうからだ。
ここでも、産業界の立場が優先し本質から目をそらしている
自身が食べ、子孫にも食べさせたい「食」を真に求めると、恐ろしい現状に恐怖する!!

自然環境かく乱物質であり癌誘発物質の塩素化合物を、日々量産し続けて体内に注ぎ込み、大地・河川・海に流しこんでいる今の現状を世に知らせるべきだと思う・・・


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